【助産師が解説】赤ちゃんを預けるなら、保育士と助産師は何が違う?
Baby Care|桜わね助産院

それぞれの専門性から考える、赤ちゃんの一時お預かり
大切な赤ちゃんを誰かに預けるとき、皆さんはどのようなことを大切にしていますか?
「どんな資格を持った人が見てくれるの?」
「まだ月齢が小さいけれど、預けても大丈夫?」
初めて赤ちゃんを預ける際には、さまざまな疑問や不安があるかもしれません。
赤ちゃんのケアに関わる専門職には、保育士や助産師などがいます。
どちらも国家資格ですが、その専門性には違いがあります。
今回は、それぞれの専門性と、赤ちゃんの預け先を選ぶ際に大切にしたいポイントについて解説します。
1.保育士は、子どもの成長と発達を支える専門家
保育士は、子どもの保育と保護者への支援を行う専門職です。
子どもの発達や健康、安全、生活習慣、遊びなどについて専門的に学び、一人ひとりの成長に合わせた保育を実践します。
例えば、月齢や発達段階に応じた遊びを考えたり、赤ちゃんが心地よく過ごせる環境を整えたりすることも、保育士の大切な役割です。
また、子どもの体調や気持ちの変化を捉え、保護者と連携しながら成長を支えます。
保育士は、単に子どもをお預かりするだけではなく、子どもの健やかな育ちとご家族の子育てを支える専門家なのです。
2.助産師は、妊娠・出産・産後と新生児の専門家
助産師は、看護師国家試験と助産師国家試験に合格し、免許を取得した専門職です。
妊娠・出産・産後の女性へのケアに加え、新生児の健康状態の観察や保健指導などを専門としています。
生まれたばかりの赤ちゃんは、呼吸や体温調節、哺乳など、身体のさまざまな機能が発達していく時期にあります。
助産師は、こうした新生児の生理的な特徴を理解し、赤ちゃんの状態を総合的に観察する知識と技術を身につけています。
例えば、
ミルクや母乳の飲み方
呼吸や皮膚の色、体温などの全身状態
排尿や排便の様子
体重の増加や発育
こうした点に注意を払いながら、赤ちゃんの健康状態を捉えます。
また、助産師の専門性は赤ちゃんのケアだけにとどまりません。
産後のお母さんの身体の回復や授乳、育児に関する悩みについても、専門的な視点から支援することができます。
※赤ちゃんのお預かりサービスにおいて、医療行為や医学的診断を行うものではありません。必要に応じて医療機関への受診をご案内します。
3.どちらが優れているのではなく、専門性が異なる
保育士と助産師は、専門としている領域が異なります。
保育士は、子どもの発達や生活、遊び、保育を通じた成長支援について幅広い専門性を持っています。
一方、助産師は、妊娠・出産・産後のケアや、新生児の健康管理・保健指導などに専門性を持っています。
もちろん、保育士も子どもの健康や安全について学び、助産師も赤ちゃんの発達や日常生活について学びます。
両者の知識や役割には重なる部分もあり、それぞれの専門性を生かして連携することが大切です。
赤ちゃんの預け先を選ぶ際には、資格の名称だけではなく、その施設の受け入れ月齢やスタッフの経験、健康管理の体制なども確認するとよいでしょう。
4.桜わね助産院が大切にしていること
桜わね助産院では、助産師の専門性を生かし、赤ちゃん一人ひとりの健康状態や生活リズムに配慮したケアを大切にしています。
哺乳や睡眠、排泄などの様子を丁寧に観察しながら、それぞれの赤ちゃんに合わせたお預かりを心がけています。
また、来週からは保育士資格を持つスタッフも新たに加わる予定です。
助産師と保育士、それぞれが持つ知識や経験を尊重しながら、赤ちゃんが心地よく過ごせる環境づくりに取り組んでまいります。
私たちが目指しているのは、赤ちゃんの健やかな成長を見守るとともに、ご家族にも安心していただけるケアです。
おわりに
赤ちゃんを預ける際に大切なのは、資格の名前だけではなく、その人がどのような専門性や経験を持ち、どのようなケアを提供しているかを知ることです。
保育士と助産師、それぞれの専門性を理解することが、ご家庭に合った預け先を選ぶ一つの手がかりになれば幸いです。
桜わね助産院 杉山
Sawane Mom & Baby Care
参考文献
1. 児童福祉法(1947年) 保健師助産師看護師法(1948年)
保育所保育指針(2017年)
保育所保育指針解説(2018年)



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