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産後、お母さんが休むために赤ちゃんを預けてもいいのでしょうか?

9月20日
読了時間: 3分

更新日:9月22日

助産師が伝える産後ケア | 桜わね助産院

赤ちゃんが生まれてから、毎日続く授乳やおむつ交換、寝かしつけ。


「少しだけ眠りたい」


「誰にも気を遣わず、ゆっくり過ごしたい」


そう思っても、赤ちゃんを誰かに預けることに、ためらいを感じるお母さんもいらっしゃるかもしれません。


しかし、産後のお母さんが休息を取ることは、決して特別なことではありません。


医学的にも、産後のお母さんの身体的・精神的な回復を支えることは、重要な産後ケアの一つとされています。


1. 産後の休息は、医学的にも大切です


世界保健機関(WHO)は、2022年に公表した産後ケアのガイドラインで、出産後のお母様と赤ちゃんの健康を守るために、身体的・精神的な健康を支える継続的なケアの重要性を示しています。


また、米国産科婦人科学会(ACOG)も、産後の診察では、睡眠や疲労、精神的な健康状態などを確認し、家族や周囲の人と育児を分担することについて話し合うよう推奨しています。


産後のケアは、赤ちゃんの健康だけを考えるものではありません。


お母様ご自身の健康にも、同じように目を向けることが大切なのです。


2. 睡眠不足と産後うつの関係


出産後は、授乳や赤ちゃんのお世話によって睡眠が分断されやすくなります。


2015年に発表された、13件の観察研究を対象としたシステマティックレビューでは、産後の睡眠障害と産後うつとの間に強い関連が認められました。


ただし、この研究は睡眠不足が産後うつを直接引き起こすと証明したものではありません。


それでも、産後のお母さんの睡眠や疲労に目を向けることには、医学的な意味があります。


お母さんが安心して休める時間を確保することは、産後の生活を支える大切な取り組みの一つです。


3. お母さんを支えることも、産後ケアの一つです


WHOは、妊娠中から産後にかけて、心理的・社会的な支援を提供することを推奨しています。


その根拠となった研究では、さまざまな心理社会的・心理的介入によって、産後うつの発症率が低下する可能性が示されています。


ただし、これらの研究は複数の支援方法を対象としており、赤ちゃんの一時預かりだけで同じ効果が得られると証明したものではありません。


大切なのは、お母さんが一人ですべてを抱え込まず、必要なときに適切な支援を受けられる環境を整えることです。


4. 桜わね助産院が大切にしていること


桜わね助産院では、助産師・保育士の専門性を生かし、ベビー一時預かりと育児相談を行っています。


お預かりしている間、お母さんには、ご自身のための時間をお過ごしいただけます。


ゆっくり眠ること。


一人で食事を楽しむこと。


美容院に行くこと。


何もせず、静かに過ごすこと。


どのような過ごし方でも構いません。


「疲れてから休む」のではなく、日々の育児の中に休息の時間を取り入れる。


私たちは、そのような産後の過ごし方も大切にしたいと考えています。


なお、気分の落ち込みや不安が続く場合には、休息だけで対処しようとせず、産婦人科などの医療機関にご相談ください。


赤ちゃんを大切にするのと同じように、お母様ご自身のことも大切にしていただきたい。


それが、桜わね助産院の願いです。


桜わね助産院


助産師 杉山


広尾|ベビー 一時預かり・産後ケア・助産師相談


参考文献


  1. World Health Organization. WHO recommendations on maternal and newborn care for a positive postnatal experience. 2022.

  2. American College of Obstetricians and Gynecologists. Optimizing Postpartum Care. Committee Opinion No. 736. 2018.

  3. Bhati S, Richards K. A systematic review of the relationship between postpartum sleep disturbance and postpartum depression. 2015.

 
 
 

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